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2016年8月4日木曜日

「養命酒」



昨日行った養命酒の工場は対応が素晴らしかった。
10時から100人位は入れるシアタールームがあり、それを手始めに全工程を案内してくれた。平日の朝イチであるから私たち4人しかいなかった。
だが案内嬢は100人、300人の相手をするように、明るく快活にそして隅々までご丁寧に説明してくれた。
教育が徹底されていることと、案内嬢(長身で美人)の性格の良さが実に気持ちよかった。

標高800mの工場の入口にあるショールームに縄文土器が展示されていた。
この工場があるところから沢山出土したのだとか。
かつて縄文人たちがここで生活をしていたのかと思うと、縄文大好き人間の私としては歴史のロマンを感じた。周辺は緑一色の深い樹々がある。
アルプスからの雪解けの清冽な水が苔むした岩を割って流れる。
工場は全て純白であった。

ある大雪の晩、行き倒れの旅の老人を救い介抱した。
旅人はお礼に薬草を使ったお酒の作り方を伝授していった。
これより人々の健康長寿に尽くしたいとの願いのもと、山の奥深くに入り薬草を集め、長年の歳月と研究を重ねて養命酒を生んだ。自然の恵みとは凄いものだ。

私などから見ればただの葉っぱとか、木の根や皮、あるいわ木の実、果実などが万能の薬に変化する。きっと縄文人たちも工夫して日々の健康を維持していたのだろう。
冷え性や胃弱、虚弱体質の人たちに愛飲されている。

現在十四代目、あの塩沢ときさんの一族が脈々と創業者の意志を引き継いでいる。
いろんな工場を見学取材したが、ゴミ一つ落ちていない見事な工場であった。

縄文時代から弥生時代までの一万年近く、人と人が戦い争うことがなかったと古代史研究の碩学の人は言う。養命酒のアルコール度数は14度であった。
試飲したのだが空腹にじんわりと効いた。
車を運転する人はダメであった。

台湾や香港などに輸出が多いと案内嬢は言った。
ネームプレートに田中◯◯と書いてあった。
このところ小池百合子氏のシタタカ顔ばかりずっとテレビで見ていたので気持ち悪かったが、アルプスの空、風、空気、水、そして緑色の世界に癒やされた。
アサヒのワイン工場は薄汚れ、まったりとしてヤル気なしであった。
それ故書くことがない。

深夜ウルトラタカ派稲田朋美氏が防衛大臣になった、その記者会見の録画を見た。いよいよ“戦争か平和”になって行く。
初めて大臣になった八人の中には、まいにち養命酒を飲んだ方がいいと思う人が多くいた。2018年までに必ず天下は騒乱する。


1 件のコメント:

タケダ さんのコメント...

理解しました。
ありがとうございます。