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2017年3月23日木曜日

「幸福考と抗菌」




私たち日本人はどこの国にも負けず働いている。
世界一勤勉と言っても過言ではないだろう。
みんな税金をこれでもかという程払っている。

だがしかし、二十日「国際幸福デー」においての国連の発表によると、日本の幸福度は調査対象155カ国中、51位だというではないか。前回は53位だった
第1位はノルウェー、2位デンマーク、3位アイスランドなど北欧諸国が上位を占める。
米国は14位、韓国が56位、中国は79位だった。

社会福祉や自由度、一人当たりの国民総生産(GDP)や社会支援の在り方などを基準に算定しランク付けをした。北欧諸国は昼間の時間が短い、つまり夜が長い。
夜が長いので若者たちは恋をし、愛を楽しむ。
勿論中年、老人も同じだ。フリーセックスの国もある。

人間という生き物は不思議なもので、好きなだけ、好きなことをやってもいいよと言われると自制心が生まれる。きちんと相手を選ぶようになり、ホントの愛を求める。
遊びと本気がきちんと区分けされる。人間は愛なくしては行きて行けない。
親子の愛、友愛、仕事への愛、仲間への愛、師弟愛、夫婦愛。
近頃ではペットへの愛などは人への愛を超える。
働くご主人のランチ代より高いペットフードを食べさせる。
幸福でないかといえば幸福なような気もする。

若い女性たちが電車の吊り革が汚いのでつかまりたくないなどと言って抗菌グッズが売れているとか。日々働く男たちの手は神聖なのだ。
働く女性に至っては更に神聖なのだが、抗菌グッズを買う人間は男女を問わない。
小・中・高生の3~4割が他人の握ったおにぎりに抵抗感があるという。
コンビニのおにぎりを買う習慣が定着しているからだろう。
図書館の本に消毒液を吹きかける人間もいる。
だが千円札、五千円札、一万円札にいちいち消毒液をかけている人間は聞いたことはない。

世界ではどうだろうか。幸福度は一人ひとり違う。
国それぞれ違うが、勤勉な日本人が51位というのはやはり国家百年の計がなく、さまざまな権力闘争の結果だろう。次のリーダーを選ぶリトマス試験紙はここにある。
着眼大局、着手小局(まず大きな絵が描けて、細やかなところまで手が打てる)を持つリーダーが出現してほしいと願う。私には期待する人がいる。
今日国会で籠池氏という人間の証人喚問があった。
抗菌グッズが必要な人の名前が次々と出た。

ワイドショーには相変わらず、時事通信の田崎史郎他のメンバーが雁首を揃えていた。
しっかり本業をしろと言いたい。この人間たちに消毒液を吹きかけたいと思った。
幸福度を上げるには全く不必要なバカ者たちだ。私は私に消毒液をかける。
(文中敬称略)

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