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2017年3月15日水曜日

「先週末のこと」




我思う、故に我あり。我思うヤキが回ったか。
俺はそんな事言わないよ、ハッキリ自分でやると言ったんですよ。
俺はやる覚悟を決めたと言ったんだ。違います変節したんです。
稲田朋美弁護士兼防衛大臣が虚偽をへらへらと言ったが、私も似たような者であった(大反省)。

家に帰り日記をめくると、変節はしてないが変説をしていた。
余程アタマに来ることがあって冷静さを失って口走ったか、興奮して後先を考えなかったか、アタマがロートル化したのだ。が、やるべき事はキッチリとやる。
自分への落とし前は自分でつける。
アタマをクリアにするには映画に限るのだが、海外ドラマ通の友人から絶対オススメだよというのを一気に見た。
アイスランドを舞台にした連続ドラマ①~⑧全約800分、ついでに借りて来たドイツのドラマ①~④全約400分。

前者の題名は「トラップ」、後者は「スニッファー 嗅覚捜査官」、
ついでに「ベストセラー」という映画と「ティエリー・トグルドーの憂鬱」「超高速参勤交代(リターンズ)」そして「女が眠る時」映画の総計約440分。
腰はパンパンになり、粗大ゴミに近い丈の椅子に座布団を置いたが、おけつはズッキズキ、約1640分。
先週末の土日で約27時間一気、二気、三気と見続けた。

ドラマは映画と違ってあるテーマを描くことより、次々と事件を起こして次も見たくなるように終わる。トラップはアイスランドの雪深い特徴がたっぷり味わえる。
BBCも製作参加しているので重厚である。
結局男は女性の欲望に勝てないことを知らされる。

NHKの深夜の再放送で、特別嗅覚の効いた阿部寛と香川照之であらゆる事件を解決していく。人間捜査犬だ。
NHKやるじゃんオモシロイと思っていたが、NHKがリメイク権を得たとジャケットに書いてあった。なんだ、NHKにしてはグッドアイデア物だと思っていたのだが。
嗅覚捜査官に出てくる女優がいい。おっぱいバレー(胸の谷間が満点)。
嗅覚捜査官はクンクン嗅ぎ回る。いかなる物も科学的に分析する。
でもアレルギー性鼻炎だった。

E・ヘミングウェイや、スコット・F・ジェラルドなどを見出した名編集者、新人作家の話はややフラットで残念だった。参勤交代は全作はグッドアイデアで面白かったが柳の下にドジョウはいなかった。100点満点で18点位だった。

ビートたけしが不気味な男を演じる。
いつも連れている若い女性の眠っている姿だけを十年間撮り続けている。それをのぞき見したインポ気味の新鋭小説家は、想像力をかき立てられ久々に編集者の妻と激しくSEXをする。川端康成の「眠れる美女」のようであった。
下腹がずい分突き出たビートたけしがよかった。民宿(?)のオヤジ、リリー・フランキーが抜群だった。
制作に友人のPARCO金子学氏のクレジットがありうれしかった。

2日掛かりで27時間を見た。やる時はやる約1640分だった。
私は職を失い、やっとスーパーの万引きを見つける仕事に就いた中年男の静かな姿が身につまされる。「ティエリー・トグルドーの憂鬱が」が好きであった。
インポ気味のヒトには「女が眠る時」をススメる。

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